刑事事件における弁護士の必要性

ご自身やご家族が刑事事件に巻き込まれてしまったときに、動揺してどのような対応をすべきかわからなくなることが多々あります。

このような場合、刑事弁護士に依頼することで、どのようなメリットがあるのでしょうか。その必要性についてご紹介します。

まず、被疑者を身柄拘束から解放させるために、刑事弁護を行う弁護人が重要となります。被疑者は警察に逮捕されると、その後引き続いて勾留されたりします。この身柄拘束は最長で23日間となります。このような状況で、被疑者に身柄を解放してもらうためには、警察や検察、裁判官を説得する必要があります。弁護士が、被疑者を身柄拘束する必要性がないことを証拠をもって証明します。弁護士が証拠を収集し、説得を行うことで被疑者を解放してもらいます。また、被疑者が起訴され、裁判にかけられた場合にも、証拠を収集し、保釈請求を行うことで、被疑者の身柄解放を図ります。

さらに、被疑者が事件について否認している場合にも刑事弁護士が重要となります。

被疑者が犯罪事実を否定し、犯罪行為がなかったことを主張するためには、そのための証拠を弁護士が収集し、しっかりとした主張を行うことが大切です。

また、身柄拘束された被疑者とのコミュニケーションを取るという面でも刑事弁護士は重要です。逮捕中や勾留中の身柄拘束が行われているときには、被疑者の取調べも行われます。取調べの際に、被疑者が思わぬ自白をしてしまうと、被疑者にとって非常に不利に刑事手続が展開してしまいます。

そこで、刑事弁護人が継続的に被疑者に接見するなどして、弁護方針を決定することで、できるだけ被疑者に有利に刑事手続を進めることができます。

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